親子三人、グァテマラに住む |
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余談 |
子連れ旅私達は、QPが一歳をちょっとすぎたころから、日本への帰国も含めて外国旅行 にあちこち連れ回している。日本への帰国は、都合の知れた所へ戻るだけであ るからかなり楽であるが、それでも小さい子供を飛行機に乗せて長旅するのは いろいろ大変である。言葉もよくわからない中南米へ旅するとなると、なおさ らである。 4歳になるまでに日本旅行二回(うち一回はハワイにも寄った)と中南米旅行 三回を経験させた親としては、何か子連れ旅行ノウハウの様なものを多少は蓄 えているかもしれない。もちろん、この手のノウハウは子供の個性によって通 用したり、しなかったり、子供のことを一番よく知っている保護者の的確な判 断なくしては一切役に立たないだろう。 背負子
この歳くらいまでの子供を持つ親には大変お薦め。品質によって値段がかなり 違うものがあるようなので、店で本当に子供を乗せて試してみて、長時間歩い ても大丈夫と納得できるものを選ぶべきだろう。 唯一問題点があるとしたら、歩いている時に子供の顔が見えず、あまりに静か にしている時など、寝ているのか起きているのか、そういう子供の状態が確認 しにくいことだ。私は、小さなミラーをぶら下げて、それで子供の様子をうか がうようにしていたが、それでも歩きながらではちょっとやりにくい。 さすがに4歳になってからは、少し重すぎるようになってきたのと、歩くこと を教育する上で甘えさせてばかりもいかなくなり、あまり使わなくなった。こ れの使用を止めてからは、QPが本当に疲れてしまった時には、おんぶかだっこ をしてやらねばならず、かえって長距離歩きは難しくなった。 携帯便座
私は自分が痔の手術を経験している身であるから、そういうのを見ると、とて も心配になり、4日、5日とためてきた時には、気が気ではなくなる。食生活 でなんとか改善させるように努力するが、あまり成果が上がらない。何とか早 い目に出させる様にトイレに行かせる上で、便器の上に落ち着いて座れる環境 を作ってやる必要があり、普通のトイレに載せる子供用の携帯便座は旅の必需 品となった。 飛行機長時間の飛行機は、大人でも苦痛であるから、ましてや小さい子にとってはさ ぞ、と思うところなんだが、意外と子供は平気である。ただし退屈しないよう にしてやる工夫はいる。 私は、子供様DVD(QPが好きだとわかっていてかつまだ見てないもの)をMPEG4 にトランスコードしてザウルスにコピーしておき、それを機上で見せるのを一 つの武器にしている。しかし、これでかせげる時間は一時間くらいまでだ。 機上で初めて出してやる秘密の小さなおもちゃ用意しておくのもとても効果的、 いろいろ違う遊び方ができるおもちゃであれば、かなりの時間それで遊ぶ。 物に頼れなくなったら、後は早く眠くなるのを期待しながら親が遊んでやるし かない。 QPが小さかった時、エコノミーで3席確保するかわりに、ビジネスで2席にす ることも少し考えたが、ビジネスシートでは、エコノミーの様に肘掛を持ち上 げて2席をつなげて横に寝かせることができないので、あまりいい考えではな いと思えた。 QPがある程度大きくなってからは、疑問の余地なくエコノミーを3席確保して、 いつも2席をくっつけて横に寝かせ、片方の親がそばで見てやるようにしてい る。 他の乗物飛行機でもそうだったが、子供は大人にとって「狭くて苦痛」というところを あまり苦にしない。その空間は子供にとっては十分広いのだろう。だから乗物 の中の空間の狭さはあまり気にしなくていい。ただ常に保護者が体が触れると ころにいて不安を与えないようにしてやることが重要なようだ。 激しく揺れる乗物の場合は特にそうで、一度、QPを上で紹介している背負子に 乗せたまま軽トラックの荷台に乗って移動した時、QPは激しく怯えて泣き続け ていた。「しまった」と思っても荷台の上で背負子からQPを降ろすこともでき ず、15分くらいそのまま泣かせてしまった。こういう場合は、子供が親にしが みつけるような体勢で乗るべきであった。 その後は、こういう乗物の時には気を付けているが、最初しばらく親にしがみ ついていると、子供の不安はじょじょに解消するようで、こわばった顔を見せ ながらもしがみついた片方の手を離す余裕が出てくる。 トイレのない長距離バス、これは難物である。まず避けれるものなら避ける。 しかし、乗らねばならない時はある。おむつをしている間は、替えを用意して おけばいいだけという点でまだ楽かもしれない。おむつがとれて間がない時期 は、いいきかせてこの時だけおむつをはかせておく。それより大きくなると、 途中のトイレ休憩ポイントなどを逃さないようにするなどで最善の努力をする しかない。しかし、「トイレ休憩」というのがあからさまにはなかったりする。 一度、4時間くらいのバス旅の途中で、何やらぞろぞろ人が降りるので「何だ ろう」と窓からみたら、大勢の男の人達が立ちションしに降りたのであった。 あれがトイレ休憩だったら、女の人達はどうしたのであろうか?幸い私達はこ の時の4時間では必要にならなかったが、女の人達のトイレに関する情報が収 集できないと、これ以上の長旅になると問題が生じると実感した。現地語さえ 達者に話せれば他の乗客などから情報収集できるので何の問題でもないのだが、 そうでない間は乗る前に英語ができそうな人をバスターミナルでつかまえて聞 いておくなどする必要があろう。 ホテルバックパッカーとして慣らした人なら、「ホテルは現地でうろうろして見つけ るもの」であろうが、子連れになるとそうもいかない。荷物を抱えてうろうろ、 という時間はできるだけ短くしたい。そういう意味でホテルは予約しておいて、 そこにまず直行して落ち着いて、子供も少し休ませて、それから様子を見なが ら行動という余裕を持ちたい。 混んでいるシーズンでなければ、ガイドブックに載っているホテルに飛び込ん で部屋がないということはまずないので、予約はしてないが行くホテルは事前 に決めているという状態で行動することはよくある。予定変更があった時にキャ ンセルなどの連絡をしなくてもいい分だけこれの方が柔軟に対応できる。 幸い、最近は世界中のいたるところのホテルがインターネットで予約可能なの で、直接電話して現地語で話すことが不可能でも予約はできる。しかし、飛行 機が遅れたりとか、着かなかったりとか、いろいろと不測の事態というのがあ るので、インターネット頼りきりでは、それに対処するのが難しい。バックアッ ププランをよく検討しておくことがそういう時の備えであろう。 バックアッププランと言っても、それを越える不測の事態には対処できない。 私たちは一度グァテマラ・シティに向かっている飛行機の中で、機長に「豪雨 ですぐに着陸できません、場合によってはサンサルバドルに向かいます。」と か言われて、「サンサルバドルに降ろされたら、私達はどうすればいいの?」 とうろたえたことがあったが、その時は幸い豪雨は収まって無事にグァテマラ・ シティに着陸できた。もしあの時サンサルバドルに降ろされていたら・・・、 航空会社の人がいろいろヘルプしてくれて何とかなったとは思うが、少し冷汗 ものになったことは間違いない。 飛行場の案内カウンターの人はたいてい親切にいろいろヘルプしてくれるので そういう人を利用するのは一つの手だ。私は、電話を頼んでかけてもらったこ とがあるが、相手が出たらハイと受話器を渡され、その後しどろもどろのスペ イン語で四苦八苦しなければいけなかった。きっと、「相手が出たら、こうい うことを頼んでもらえないか」と言っておけば、案内係の人はやってくれたに 違いない。 夜中に着く飛行機などでは、案内カウンターにも人がいなかったりとかで、不 測の事態に対処するのが難しくなるので、極力そういう便は避ける様にしてい る。不測の事態で夜中に着いてしまった場合には、何とかしてがんばって対処 するしかないが、子連れになってからはまだそういう事態に直面したことはな い。 食事食事のために用意周到な点で、私はAkeに脱帽である。彼女は、子供用のプラ スチックの食器や、使い捨てよだれかけ、などをまとめていつも持ち歩いてい るので、レストランで食事する時など、いちいち給仕の人に頼んで子供用の食 器を出してもらわなくてもすむ。レストランできちんと食べないQPに後で食べ させるためのタッパーもいつも持ち歩いている。 レストランのついているホテルに滞在していると、子連れの場合は特に便利で ある。おいしそうなレストランを探しながら町を歩くのは旅の大きな楽しみの 一つだが、子供はそれを大人と同じように楽しまない。レストラン付きホテル は、たいていミドルランクのホテルからで、安ホテルを専門にしている人には 選択しにくいかもしれないが、私達の経験ではその恩恵は少し宿泊費の出費が 増える分に十分値するものがあった。 レストランはないが、食事付きの小さなホテルだと、ダイニングルームに繰り 返し行っているうちに給仕や調理をしてくれる人達と顔見知りになれて、こち らから何も言わなくても子供のことにいろいろ気をつかってくれたりして助か る。私達の少ない経験でしかないが、こういうホテルでは支配人風の人は意地 悪ではないが特別に親切というわけでもない、しかし使用人の人達はとても親 切にしてくれる。 (2007年03月21日) |
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